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メタバース書籍・本 紹介シリーズ11回目 インターネット革命再来!メタバース預言の書 

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メタバースおすすめの書籍紹介 ~入門書・実用書・ビジネスに繋がる本など特長も紹介します ~シリーズの11
回目です。

 

 

ハートテクノロジーズの関係機関である一般社団法人 メタバースアカデミーでは、メタバースに関する様々な書籍が発売される度に購読して、メタバースに関する基本的な知識や技術を蓄える努力を続けています。

 

既に10冊の書籍・本を紹介しましたが、最近また沢山メタバースの新刊書が発刊されていますので、逐次新しい本の紹介をしていきたいと思います。ということで今回は11回目です。

 

11回目は、インターネット革命再来!メタバース預言の書 という書籍を紹介したいと思います。

 

インターネット革命再来!メタバース預言の書 という書籍について

 

著者:兼安 暁
出版社:彩流社
発売日:2022年8月10日

 

概要:メタバースで生活、世の中がどう変わるか、個人でのマネタイズなどについて紹介した本です。
 
   ビジネスそのものでなく、生活、産業の変化に力点が置かれています。

 

特徴:メタバースがSpatial Web(空間ウエブ)と言い切っているのはシンプルで良いかと思います。

 

以下、目次を引用して、各章の概要を紹介したいと思います。

 

第1部 メタバースの世界へようこそ

第1章 メタバースの最終形

メタバースの最終形は、スペ-シャルWebと言い切っています。それ自体は一つの解釈としてシンプルで、分かりやすいと思います。

 

私も最近メタバースとは何かと聞かれた場合は、”インターネットの3次元化+その空間にも自分が入り込む世界”と答えています。

 

 

ただ、この章の題名は”メタバースの最終形”なのですが、章の中身は、これまでの映画や物語を取り上げてます。取り上げているのは、映画”マトリックス”、映画”レディプレイヤー1”、小説”鏡の国のアリス”、小説”ハリーポッター”でした。

 

映画2つは他の様々な書籍でも必ずと言って良いほど取り上げられています。

 

一方、小説2つは、他の書籍では取り上げられておらず、興味深い説明がされています。

 

これらの映画、小説が最終形と言われているのには少し抵抗がありますが、メタバースは現在に始まらずに、過去からメタバースに相当する世界が小説、映画で描かれていたことは間違いありません。

第2章 メタバースの現在・過去

 

メタバースの過去から現在のプラットフォーム(=仮想空間・世界の場のアプリケーション)を紹介しています。

 

現在のものでは、他の書籍でも取り上げられることが多い、フォートナイト、あつまれ どうぶつの森、マインクラフトなどが取り上げられております。

 

また過去のものでは、やはり定番の セカンドライフが取り上げられていますが、ユニークなのは、ポストペットという電子メールアプリを取り上げていることです。

 

作られたのが1997年だそうです。既に25年経過しているアプリですが、その中に出てくるペットがアバターとも言えて、現在のメタバースの走りであると、説明されています。

 

第3章 メタバースの今後を理解するために必要な知識

 

Web3、NFT、CGなども取り上げられていますが、私が一番分かりやすいと感じた項目は、Spatial Web(空間ウエブ)で、それはミラーワールド、デジタルツインの世界になります。

 

個人個人で意見は異なると思いますが、私はメタバースの今後の進化はVRの世界に没入する方よりも、ミラーワールド=現実世界と仮想世界の融合の方が発展していくだろうと予想しております。

 

第2部 メタバースがあなたの生き方の選択肢を拡げる

 

第4章 世の中はどのように変わるのか?

 

ほぼこの章全てをミラーワールドの話で埋め尽くされています。

ミラーワールドと別に政府主導のスマートシティも取り上げていますが、私はスマートシティは今後ミラーワールドと一体になると予測しています。

第5章 既存産業はどのように変わるのか?

 

ファッション産業、観光業、不動産業、建設業など様々な産業がメタバースを利用することによってどう変わっていくかをかなり詳しく説明されています。

沢山の写真、画像が引用されていて分かりやすいです。

 

第6章 日常生活はどのように変わるのか?

メタバース、デジタルツインでの現実空間と仮想空間の融合により人がどう変わるのか?仮想空間での人格は?仮想空間で実現出来るモノがあったら実際に住む場所はどうなるのか?などを論じています。

第3部 メタバースを制する

第7章 テクノロジーの変化点を抑える

残念ながらこの章は物足りませんでした。

 

私が元々技術者ということもあり、少し厳しめの感想かも知れませんが、例えば無線通信の記述、VRグラスの記述などの内容にあまり具体的な記述がありませんでした。

 

第8章 メタバースのマネタイズ

個人がメタバースで稼ぐノウハウが色々書いて有り、メタバースで新たな副業を考える人にとっては興味深い章です。

 

第9章 メタバース攻略法

 

メタバースが今後どう進化するかを記し、メタバースを制すれば望む未来は何でも叶うとまで言い切られています。

 

私もメタバースでの生活の変化、そしてビジネスチャンスは沢山有ると思っておりますので、この章で語られている著者の情熱には大いに共感しました。

 

 

感想

*全体としてはまとまっていない部分もありますが、著者のメタバース愛を感じる著書です。

*メタバースの中でもミラーワールド、デジタルツインに関しての思い入れが強いです。

 

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