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要求仕様と要件定義の違い

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はじめに

この記事ではタイトルにあるように、要求仕様と要件定義の違いということについて解説します。

少し専門的な話、商品開発設計などにかかわる内容なのですが、多分開発設計者の方でなくても役に立つ内容だと思いますので読んでみてください。

 

要求仕様とは?

 

世の中には様々な商品がありますね。

 

必ずその商品を開発して作っているメーカー、さらにその商品を宣伝販売する販売会社、販売代理店などが存在しています。

そして、その商品を使う人のことをユーザーと言っています。

 

要求仕様というのは、商品を使う人、すなわちユーザーの意見要望を代弁して、こういう商品が欲しいな、その商品にはこういう性能・機能が欲しいなというのを
まとめたものです。 お客様が必としてめていることまとめたもの=要求仕様になります。

もし商品を開発製造販売するメーカにおいてメーカの中で要求仕様をまとめる部門と言ったら、商品企画部門とか、マーケティング部門になります。

こういった部門の方が要求仕様をまとめたドキュメントとして、要求仕様書というのを創ったら、それを誰に渡すと思いますか?

 

要件定義とは?要求仕様書を参照して行われる作業です

社内で開発設計部門がある場合は、その部門に要求仕様書を渡すことになります。社外であれば外部の開発設計会社に要求仕様書を渡すことになります。

 

社内であれば社外であれ、要求仕様書を受け取った開発設計部門は入手した要求仕様書をよく読んで要求の内容を分析します。この作業を一般に要求分析と言ってます。

要求分析した内容を開発設計をするための必要な条件してまとめます。その作業を一般に要件定義と言います。開発設計に必な条定義する=要件定義です。

要件定義をまとめたドキュメントが要件定義書になるわけです。

 

そして要件定義書を商品企画部門やマーケティング部門にお送りした上で、要求仕様書を作成した側と要件定義した側で合意形成をすることによって、本格的な商品開発設計がスタートするという流れになります。

 

要求仕様と要件定義の違いを整理しておきます

要求仕様と要件定義 名前が紛らわしいですがポイントを繰り返して申し上げるならば、

要求仕様は、これから開発設計する商品に対するユーザー目線での要求をまとめたもの
要件定義は、これから要求仕様に相当する商品を開発設計するための条件を開発設計者側の目線でまとめたもの

になります。

要求仕様をする側、要件定義をする側双方がご自身の役割のもとにそれぞれ要求をまとめる、要件をまとめたうえで開発設計をスタートすることによって、手戻りの少ない開発設計をすることが可能になるというわけです。

何事も準備が肝心ということになりますね。

 

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