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無線通信規格・電波法認証・無線自主規格に関する支援≪現場密着型顧問として≫

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はじめに

 

これまで、「無線通信を搭載した商品開発を行いたい」という企業様に対して、多くのご支援を行ってまいりました。

 

支援内容におきましては、開発設計に加えて無線通信規格や電波法認証についてのご支援、さらには無線自主規格に関するご質問やミニ講習を行ってほしいというご要望もかなりいただきました。

ここでは無線通信規格・電波法認証・無線自主規格に特化して、今までの支援内容を3つご紹介します。

1.無線通信規格について

 

無線通信規格に関しては、それこそ30年前も20年前も様々な無線通信規格があり、当時コードレス電話やPHSの開発に携わってきた私は、その時点での無線通信規格を整理するといった仕事もしていました。

 

無線通信規格に関して、よく受けるご質問内容をご紹介いたします。

 

1)BLE(ブルートゥースローエナジー)とBluetooth(ブルートゥース クラシック)の関係

 

 

ここ数年Bluetoothで使われている無線通信方式は、BLE(ブルートゥースローエナジー)にかなり置き換わっています。

 

BLEは、2010年くらいにBluetoothの新しい方式として取り入れられました。実は、この新しい方式はこれまでのBluetoothと全く違う方式なのです。

 

BLEはとことん消費電流の削減にこだわった方式であり、10年くらい前に普及し始めたIoTにおけるセンサーなどのデバイス(部品)のデータを無線で送る場合の方式として、BLEは、たくさん使われるようになりました。

 

なぜなら、センサーなどのデバイスは、、小さな電池が搭載されていて、その小さな電池で数か月から数年は動かしたいという場合が多く、それを実現できるBLEと非常にマッチしたのです。

 

スマートフォンもBLEの機能を標準装備するようになったので、センサーからのデータをBLEでスマートフォンに送り、スマートフォンの画面でセンサーのデータを表示するといったアプリケーションが非常に多くなりました。

 

このように、BLEとBluetoothとの違いを様々な企業様に説明してきました。

 

2)Wi-Fiの規格が沢山あってわかりにくい

Wi-Fiは、もともと無線LANという規格の愛称であり、”IEEE802.11″というグループによって様々な標準規格が作られてます。

 

1997年に無線LANの標準規格が発足しました。

発足後、実際に使用される規格ができたのは1999年で、規格名は”IEEE802.11a”と”IEEE802.11b”でした。

その後、11の後に様々なアルファベットがついて、Wi-Fiの規格の数は増えていきました。

 

11aは、5GHzという周波数を用いたWi-Fi規格の一番基本的な規格で、11bは、2.4GHzという周波数を用いたWi-Fi規格の一番基本的な規格になります。

 

それから20年以上経過して、現在Wi-Fiの規格で最新といえるのが、”IEEE802.11ax”という規格です。

ところが、IEEEという国際標準規格団体の名称が分かりにくいということで、Wi-Fiアライアンスという業界標準団体が、”Wi-Fi6″という名称をつけてプロモーションしています。

量販店などでWi-Fiのアクセスポイント(AP)を販売している場所には、ポスターなどで、”Wi-Fi6″対応などと書かれていることが多いです。

 

こういった内容を企業様に多くお伝えしてます。

2.電波法認証について

 

この認証に関しても、これまで企業様から質問を受け、説明したり、ミニセミナーを行ってきました。

その内容の一端をご紹介します。

 

1)そもそも電波法認証とは?

 

最近のスマートフォン・携帯電話は、非常に小さくてコンパクトですが、無線通信を行うことができる機械なのです。

 

数十年前であれば形状も非常に大きな無線局でした。

 

私は、中学生時代にアマチュア無線を行っていましたが、アマチュア無線で使う機械も無線局です。

 

無線局は、日本であれば、国の法律である電波法およびそれに関する省令・規則などで無線通信規格を定めています。

省令、規則も含めて、総称して電波法という場合が多いです。

 

原則として、無線局で認定されるのは基本1台ずつで、電波法に則って無線局が作られているかの確認をして、無線局として動かすことが認定されます。

 

認定されるための仕組みを、技術基準適合証明、通称『技適』と称しています。

 

 

2)スマートフォンとかWi-Fi,Bluetooth等の機器で一般に行われるのが工事設計認証

 

スマートフォンやWi-Fi、Bluetooth等が搭載されている商品は、世の中に非常に数多く出回っており、それらの商品1台1台に対して、技術基準適合証明を行う事などとてもできません。

 

こういった商品に関しては、電波法に則て開発設計されていることをメーカー側の試験レポートによって証明します。

かつ工場において、電波法に反さなように商品が量産できることを証明する書類を作成し提出します。

これにより、一台一台試験をすることが省略されます。

この認定されるための仕組みを工事設計認証と称します。ただし愛称としては、工事設計認証を含めて『技適』という場合もあります。

 

3)Wi-Fi、BLEなどは半導体チップやモジュールで工事設計認証が取得できていることが重要

 

Wi-Fi、BLEなどの無線機器は、現代においては、ほとんどが既存の半導体チップまたは半導体チップ及び周辺回路をまとめたモジュールを購入して、開発設計するケースがほとんどです。

 

その場合は、半導体チップやモジュールを製造しているメーカー側が工事設計認証を取得しているかが非常に重要です。

 

モジュールの場合は、使用しているアンテナ含めて工事設計認証が取得されているのが普通です。

ただし、海外のチップ、モジュールでは、工事設計認証が取得されていないケースが稀にあります。

工事設計認証が取得できているかをきちんと調べることが重要になります。

 

3.無線自主規格について

 

少しだけ無線自主規格について触れさせていただきます。

 

ここでの無線は、よく使われるWi-FIとBluetoothにフォーカスを当てたいと思います。

 

この2つの無線方式に関する無線自主規格について誤解している方があまりにも多いので、注意の意味で記させていただきます。

・Wi-Fiの自主規格であるWi-Fiアライアンス規格→絶対取得する必要はありません。

・Bluetoothの自主規格であるBluetooth SIG認証 通称ロゴ認証→必ず取得する必要があります。

 

 

このBlutoothSIG認証に関して誤解している方が非常に多いです。

 

・Wi-Fiの自主規格が絶対取得する必要は無い規格なので、Bluetoothも同じと勘違いしている。

・そのうえ、通称ロゴ認証と言うので、ロゴを表示しなければ取得不要と考えている。

 

実際には世の中に出す商品であれば、Bluetooth SIG認証は必須ですので、十分ご注意ください。

まとめ

 

これまでの企業様の支援において、

・無線通信規格
・電波法認証
・無線自主規格

についてアドバイスをして参りました。

 

今後もこういう分野のご支援も継続していきたいと思っております。

 

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