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メタバース書籍紹介シリーズ5回目 メタバースとWeb3 國光宏尚氏

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メタバースおすすめの書籍10冊紹介 ~入門書・実用書・ビジネスに繋がる本など特長も紹介します ~シリーズの5回目です。

 

ハートテクノロジーズの関係機関である一般社団法人 メタバースアカデミーでは、メタバースに関する様々な書籍が発売される度に購読して、メタバースに関する基本的な知識や技術を蓄える努力を続けています。

 

5回目は、メタバースとWeb3 という書籍を紹介したいと思います。

メタバースとWeb3という書籍について

 

著者:國光宏尚
出版社:MdN
発売日:2022年3月27日

概要:長年著者の國光氏はVRやブロックチェーン関連のビジネスで成功。従って、メタバースやWeb3でどのようなビジネスチャンスがあるかということにフォーカスが当てられている書籍です。

 

 

目次を引用しての中身の解説

以下目次を引用して、この本のポイントを説明します。

INTRO メタバースやWeb3がバズった本当の理由

序章とも言えるINTROで一番興味深い記述は、著者の國光氏が、メタバースは、VR、AR、MR,XR、ミラー・ワールドなどのリブランディング、Web3は仮想通貨、暗号資産、ブロックチェーン、クリプトのリブランディングと言い切っていることです。

 

また一般にWeb3.0と言われるのに対して、Web3というのはブロックチェーン、仮想通貨などの世界を中心に表記したそうです。

 

あとはこのINTROで バーチャルファーストという言葉を強調しています。メタバースもさることながらWeb3におけるビットコン、イーサリアム、NFT、DAOといったものは全てバーチャルファーストであると論じています。

 

全体を通じて、Web3の話をしていると思ったら、その後メタバースの話が出てきたりしていますので、少し混乱します。

 

あとの章もそうなのですが、様々な情報や國光氏の見識でなるほどと思うことはあるのですが、話が飛んだりするので、この書籍はメタバースをある程度知った人向けだと思います。

 

CHAPTER1 これまでの流れを知ると、Webが行き着くゴールが見えてくる

Web2.0の後のWeb3、メタバースの世界においては、XR、ポストスマホとしてのARグラス等が普及し、それをAIが支えると言った説明をしています。

 

私も現状のMeta Quest2に代表されるVRゴーグルは大きすぎますので、この数年で間違いなく眼鏡に近いXRグラスや、スマートコンタクトレンズが普及すると想像します。

CHAPTER2 メタバースとは何か?

メタバースとは何か?というタイトルになっていますが、メタバースの基礎的な説明はあまりされておらず、それよりもメタバースがどう発展していくか、と言うことにフォーカスが当てられてます。

 

序章同様にメタバース初心者よりもある程度メタバースを勉強した人のほうが理解出来そうです。

 

CHAPTER3 次世代インターネットWeb3を徹底解説

著者の國光氏はメタバースよりもWeb3を広めていきたいというのがよく分る章です。

 

前半では、Web2.0がGAFAM(Google,Amazon,Facebook=現在のMeta,Apple,Microfoftの5社のこと)による中央集権であったのが、非中央集権になることを強調しています。

 

後半では、NFTやDAOというWeb3でのトレンドを詳しく解説しています。

 

CHAPTER4 メタバースとWeb3が辿り着く未来の姿

ここもメタバースよりもWeb3のほうに力点が置かれています。

特にDAOについて詳しく説明されています。

 

CHAPTER5 メタバース、Web3の事例から見るビジネスチャンス

バーチャルライブ、アパレル、金融など既に行なわれているメタバースのビジネス例を取り上げています。

 

最後の事例としては、巨大資本もメタバース、Web3に注目して投資を始めているということを強調しています。それゆえに、メタバース、Web3が成長するのは間違いないと論じています。

 

私もメタバースの成長は間違いないと考えています。

 

全体感想

各CHAPTERの解説でも記しましたが、著者の國光氏は全体としてメタバースよりもWeb3系の事業発展にフォーカスを置いていることが分る書籍です。

 

特に國光氏が期待しているのが、DAO、NFT、VR/ARあたりというのが、記述内容の割合を見て感じるところです。CHAPTER3が代表的な章になります。

 

メタバースよりもWeb3に関心ある方、メタバースの基本的なことは知っている方にオススメの書籍になります。

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