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東京MXテレビの番組 ネットでの仮想空間「メタバース」を説明出来ますか?を 見ての解説シリーズ(3)メタバースの可能性

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2022年8月14日(日曜日)東京MXテレビで、ネット上の仮想空間「メタバース」を説明出来ますか?その可能性と課題を考えるという番組を視聴しての解説シリーズ3回目です。

今回は【メタバースの可能性】について説明があったことに対する解説をしたいと思います。

以下TV番組で紹介されたことを先ず引用します。4つの可能性を取り上げていました。それぞれの可能性に対して、解説を加えたいと思います。

可能性1:【企業など市場規模の拡大】

例)NIKE→メタバース内にNIKELAND
  パソナ→デジタルコンシェルジュサービス

解説1 NIKEのNIKELANDについて

まず、NIKEに関するNIKELANDは、メタバースプラットフォームの一つであるロブロックス上に開設しています。

ロブロックスとは、元々参加するユーザー自身がゲームを作成共有することが出来て、他のユーザーが作成したゲームにも参加出来るゲーム作成のツールでしたが、まさにこれがメタバースのプラットフォームの一つになっているわけです。

日本ではそれほどまだ有名ではありませんが、米国では数千人のユーザがいるプラットフォームになっています。

NIKELANDにおいては、その中のキャラクターが着ている製品を提供しています。

 

解説2:パソナのデジタルコンシェリングサービス

次にパソナのデジタルコンシェルジュサービスですが、”アバター人材雇用創出プロジェクト”という名称で昨年から開始しています。非常に先進的な取り組みだと思います。

自社の商品・サービスのプロモーションがメタバース空間で可能

この2例以外にも、企業においてメタバースのプラットフォームを利用した自社の商品・サービスのプロモーション、集客、販売活動が出来ると思います。

特にライバル企業と差別化を図るという点でもこの可能性1自体、この1~2年で大いに広まると私は思います。

 

可能性2:【個人のビジネスチャンス拡大】

[時間・場所からの解放]
”メタバースオフィスにアバターで出社”
VRデバイスで商品を実際に手に取り試着

と取り上げていました。

 

時間/場所からの解放

メタバースオフィスは、このコロナによるテレワーク、オンライン会議の延長線上で始まる一つの形態だと思います。

企業にとってもオフィスにアバターで出社する割合が増えれば実オフィスの規模縮小というアクションを取ることが出来て経費節減につながります。

 

VRデバイスで商品を実際に手に取り試着

一方VRデバイスでの商品試着は、個人ビジネスというよりは企業ビジネスのメリットだと思いますが、あえて個人ビジネスに結びつけるとしたら、個人企業・個人事業主で物販を行なっている方が、メタバースプラットフォームを用いた新たなECサイトを作れば競合他社と差別化することが出来ると思います。

 

可能性3:【医療分野】

例)メタバース内の活動でメンタルヘルス疾患は改善するか?
  入院患者がメタバース内の病院外で家族と交流など

 

メタバース内の活動でメンタルヘルス疾患は改善するか?

これも2つの例で全く異なるわけですが、1つめの例は、需要があると思います。

メンタルヘルスで悩んでいる方の中には、人と接しにくくなっている方も居ると思います。そういった方が、メタバースの世界において、現実世界と違うキャラクター=人物になって
心療内科の先生と接したりすることにより、メンタルヘルスの改善につながうということがあり得ると思います。

入院患者がメタバース内の病院外で家族と交流など

2つめの例は、私自身がそうなのですが、肉親が認知症とか高齢による様々な障害により施設に入れざるを得なくなったが場合でも、メタバースの世界で、現実世界と同じように
交流出来たら嬉しいと思っています。

 

可能性4:【世界中の人々の交流の場】

国籍・性別・地域関係なく参加可能(ゲームで実証)
メタバース内で知り合った人と一緒に観光、買い物なども可能

アマチュア無線の思い出

私は数十年前、中学生の頃アマチュア無線というのが趣味の一つでした。アマチュア無線では、全く今まで知らなかった方と交流が出来てとても楽しかったです。その頃は私は一番の若輩者でしたが、様々な先輩から色んな話を聞かせていただくのが楽しかったですし、たまに海外の方とも拙い英語で交信が出来たのが今でも良い思い出です。

 

メタバースにおける交流

メタバースにおいては、単に今まで知らなかった人と友達になる上、そういった人と一緒にメタバース観光、買い物が出来るというのもとても楽しみです!

可能性3とも繋がりますが、諸事情により、色々な方との交流が難しくなった方々にとって、メタバースが新たな交流の場になる可能性が強く、それぞれの方々にとってのよりよい生活、Well-Beingを実現する手段にメタバースはなり得ると感じています。

 

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