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TV番組 ネット上の仮想空間「メタバース」を説明出来ますか?その可能性と課題を考える の解説(1)メタバースの位置づけ

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8月14日(日曜日)たまたま東京MXテレビで、ネット上の仮想空間「メタバース」を説明出来ますか?その可能性と課題を考える
という番組を行なっていました。

 

その中でのメタバースの説明内容を何度かに分けてここで取り上げて、私の意見・解説を加えたいと思っています。

 

今回はこの30年間くらいのネットの世界において、巨大プラットフォームの3つめにメタバースが位置づけられると言った話の解説をしたいと思います。

 

順番にTV番組の中での3つのプラットフォームの説明と、筆者の解説を行ないたいと思います。

ネットにおけるプラットフォーム1 ウエブ

第1の巨大プラットフォームが【ウエブ】で、ウエブにより【情報・知識がデジタル化】して、企業だけで無く、個人もHP(ホームページ)開設など を行なうようになったという説明でした。

 

解説:このプラットフォームが出現したのが、1990年代、個人もHP開設したり、ブログを書き始めたのが2000年代だと思います。

 

ただしユーザが使う機械はパソコンが中心。スマートフォンはまだありませんでした。

ネットにおけるプラットフォーム2 SNS

 

第2の巨大プラットフォームが【SNS】で、【人々の思考・行動もデジタル化】し、双方向・リアルタイムで個人の発言・写真や動画などを送れるようになりました。

 

解説:このプラットフォームが多く出現したのが2010年代。

 

実はネット側のプラットフォームに加えて、スマートフォンの普及によりこのプラットフォームがより大きくなったと考えます。

ネットにおけるプラットフォーム3 メタバース

第3の巨大プラットフォームが【メタバース】で、【世界のほぼすべてがデジタル化?】で、仮想空間でのゲーム・疑似生活・実証実験などが行なわれるとと説明していました。

 

解説:メタバースと言いますと、どうしても疑似世界とかVRゴーグルで別の世界に行くというのを強調している方が結構います。

 

そういう側面が有ることは否定するつもりはありませんが、私は、先ずはメタバースは3次元インターネットで、3次元のウエブ空間、SNS空間が出来て、そこに使用者自身もアバターとして、空間に”没入”して、あたかも現実空間と間違えるようなリアル感のあるコミュニケーション、ビジネス打ち合わせ、商売などが出来るというのが重要だと思っています。

 

すなわち、今までのウエブ、SNSと全く違うものが出現するのでは無くて、3次元ウエブ、3次元SNSとして世の中に浸透する方が現実的だと考えています。

 

また3次元ウエブ、3次元SNSに没入するのは、ユーザだけでなく、現実世界の全てのモノが没入していくのだろうと思います。

 

そして、現実空間で生活している中でも、そこでVRゴーグルならぬ、今後はARグラス、MRグラス、スマートコンタクトレンズなどを装着することによって、現実世界と仮想世界が融合する世界が来ると、メタバースの発展性はさらに増すと考えています。

 

現実世界と仮想=疑似世界との融合、ミラーワールド→デジタルツイン→サイバーフィジカルシステムが今後のメタバースで築かれていくと思います。

 

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