無線LANがどこでも使える理由:その仕組みを徹底解説!
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目次
はじめに
皆さんの生活に欠かせないものとなった無線LAN(Wi-Fi)。
自宅だけでなく、カフェや駅など、様々な場所で気軽にインターネットに接続できるようになりました。
しかし、なぜ無線LANはこれほどまでに普及し、どこでも使えるようになったのでしょうか?
今回は、無線LANが広く利用されている理由とその仕組みについて、詳しく解説していきます。
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以下お聞き下さい
無線LANが広く普及している理由
無線LANが広く普及している理由は、その利便性の高さにあります。
- 場所を選ばない: ケーブルを繋ぐ必要がないため、場所を選ばずにインターネットに接続できます。
- 複数のデバイスを同時に接続: スマートフォン、タブレット、パソコンなど、複数のデバイスを同時に接続することができます。
- 設置が簡単: ルーターを設置するだけで、簡単に無線LAN環境を構築できます。
無線LANの仕組み:実は電波が届く範囲が狭いのが利点
無線LANがどこでも使えるのは、その電波の特性と、巧妙な仕組みが組み合わさっているからです。
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- 電波の届く範囲は狭い: 無線LANの電波は、一般的に10メートル~20メートルしか届きません。100メートル届くと良く言われますが、それは何も周りに招待物が無くて、地面や壁の影響などを受けない環境において実現出来ます。通常の場所で100メートル届くのは稀です。
- チャンネルの共有: 無線LANで使用されるチャンネルは限られており、複数の端末で共有されています。
- アクセスポイントの設置: 各場所に設置されたアクセスポイントが、短い範囲で電波を発信しています。
つまり、無線LANは、短い範囲で電波を発信するアクセスポイントを数多く設置することで、広範囲をカバーしているのです。
これは、電波の特性を逆手に取った巧妙な仕組みと言えるでしょう。
無線LANのチャンネルについて
無線LANには、2.4GHz帯と5GHz帯という2つの主な周波数帯があります。
それぞれ複数のチャンネルに分かれており、これらのチャンネルを共有することで、複数の端末が同時に無線LANを利用できるようになっています。
しかし、同じ場所で利用できるチャンネル数は限られています。
例えば、2.4GHz帯では、3チャンネル程度しか同時使用できないと言われています。これは、チャンネル同士が干渉し合うのを防ぐためです。
メッシュWi-Fiでさらに快適な環境を
自宅やオフィス、さらには工場、公共設備など広い範囲で無線LANを利用したい場合は、メッシュWi-Fiがおすすめです。
メッシュWi-Fiは、複数のアクセスポイントを連携させることで、より広範囲かつ安定した無線LAN環境を実現できます。
まとめ
無線LANがどこでも使えるのは、電波の特性を活かした巧妙な仕組みのおかげです。短い範囲で電波を発信するアクセスポイントを数多く設置することで、広範囲をカバーし、多くのユーザーが同時に利用できるようになっています。
無線LANの仕組みを理解することで、より快適なインターネット環境を構築することができます。
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