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言葉の変遷について

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はじめに

 

この記事ではは”言葉や言葉の使い方の変遷に関心を持とうということについて記します。

 

長年の間で新たな言葉が使われたり、こういう使い方は間違っているという言葉が当たり前のように使われるようになる、言葉も生き物だと思います。

 

これからいくつか例を挙げたいと思います。

 

腑に落ちる

 

みなさん、現代は、”腑に落ちる”という言葉を使う場合があると思います。

 

もともとは”腑に落ちない”という言葉が多く使われていました。

 

良く理解できないとか、納得できないという意味に使われ、一方腑に落ちるという言葉はあまり使いませんでした。

 

ところが、ここ最近は腑に落ちるという言葉が普通に使われるようになっていますね。

 

なお、さらに調べたところ、昔から”腑に落ちる”という言葉は使われており、間違った言葉ではありませんでした。

 

ある期間、”腑に落ちる”という言葉があまり使われなかったこともあり、”腑に落ちる”が誤用と思われていたことがあり、実際私もそう思っていました。

 

ということで、”腑に落ちる”という言葉は、昔から正しい言葉であり、ただし一時あまり使われなかったのが、現代再び使われるようになった言葉といえます。

 

やばい

 

また昔はやばいという言葉は、あまり品の良い言葉ではなく、それも良くないということを表す言葉というイメージがありました。

 

ところが、今や若い人中心にやばいという言葉が当たり前のように使われている、それも悪い意味でなく、凄いとか素晴らしいという意味に使われています。

 

野球でのストライク数、ボール数の順番

 

言葉というわけではないのですが、野球でバッターが打席に立っているときのストライクボールのカウントは、日本では20年くらい前までは 先にストライク、後でボールと言ってました。

 

例えば2ストライク3ボールと言ってました。

 

一方、米国では逆だったのです。

 

私が米国駐在していたときたまたまテレビを付けていて大リーグの試合を行っていたとき、打者のカウントを示す表示で、先にストライク、後にボールが書かれていました。

 

 

面白いもので、今や日本でも3ボール2ストライクと ボールの数を先に言うようになっています。

 

実際そうなのか、ネットで調べてみたら、以下のような経緯であることが分かりました。

 

日本野球連盟審判員は2010年シーズンから、球審のボールカウントのコールを従来とは逆のボール、ストライクの順に変更した。日本では近代野球が伝わった1900年代初頭からストライクが先のコールで定着していたが、大リーグや国際野球連盟管轄

の国際大会で行われているボールが先のコールが世界基準だった。プロ野球選手が出場する機会が増えた国際大会に対応することなどが変更の理由。

出展:imidas 時事用語事典

 

FM東京が東京FMに!

 

さらには、FM放送局で、TOKYO FMという局が関東にありますが、昔は”FM東京”だったのです。実際今でも会社名は 株式会社エフエム東京です。

 

 

TOKYO FMという名前が局の愛称=ステーションネームになるのですが、調べたところ1990年に愛称がFM東京からTOKYO FMに変更されました。

 

なごり雪

 

また歌で、イルカが歌い、伊勢正三が作詞作曲して、かぐや姫そして 大ヒットした”なごり雪”という曲の”なごり雪”という言葉は昔はありませんでした。

 

昔は”なごりの雪”で ”の”がありました。

 

それがこの歌のヒットで、なごり雪と言う言葉が徐々に3-40年の年月を経て当たり前になり、今は日本気象協会が選定した季節の言葉35選の1用語に選ばれています。

 

 

時代の変遷と共に言葉も変化する

 

このように長い年月の中で新たな言葉が生まれたり、同じ言葉でも意味が変わったり、言葉の順番が変わったりするということが起きるのが非常に興味深いです。

 

毎年必ず流行語というのもあります。

 

仕事をする上でも一般の生活においても、現代における言葉や言葉の使い方での変化について、十分注意を払うべきだと思います。

 

 

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