若手技術者育成支援≪現場密着型顧問として≫
システム開発リスキリング自己啓発顧問関連仕事の仕方お知らせピックアップコラム
目次
はじめに
約4年間で30社以上の企業様の顧問をさせていただきましたが、一番多いのは、IoT・無線通信・組み込み開発設計のご支援です。
その開発設計支援の中で、企業様より若手技術者の育成もして欲しい、さらには若手技術者の育成を中心に支援して欲しいといったご依頼をいただくケースがあります。
ここでは、若手技術者育成のご支援で行ってきた事を4つご紹介します。
1.技術関連の指導
技術者育成が目的ですので、当然ながら技術関連の様々な知識・技術をお伝えする=指導する事をメインとして取り組みました。
<具体的に指導した技術関連の主な内容>
・無線通信の基礎
・BLE(Bluetoothローエナジー)の詳細
・Wi-Fi(無線LAN)の詳細
・5Gなど携帯電話無線方式の詳細
・組み込みシステム開発設計の仕方全般
・アルゴリズム開発について
・リアルタイムOSについて
・テスト、デバッグの仕方
・プロジェクトマネジメント全般
・組み込みシステムに関するハードウエアの基礎
・外注管理の仕方
上記内容を、座学(講義)形式も含めてお伝えしました。
特に心がけたのは、実際に開発設計を行ってきた過去のエピソードを交えながらお話することです。
2.技術関連以外の仕事に関する様々な指導
1は、まさに若手技術者の技術育成に関する内容でしたが、それに加えて、技術以外のこともお伝えしました。
<具体的に指導した技術関連以外の主な内容>
・ロジカルシンキング・クリティカルシンキング
・プレゼンテーションの仕方
・時間の効率的な使い方
・ポジティブ心理学をベースとしたコミュニケーションの仕方
・リスキリング
3.直接仕事には関係しない技術の動向・世の中のトレンドに関する指導
<具体的に指導した主な内容>
・メタバース
・AIの動向
・サブスクリプション
・サービス事業の進め方
上記のような内容もお伝えしました。
4,雑談・エピソード
振り返ってみると、一番若手技術者に共感してもらったのは途中の雑談や私の過去のエピソードだったかもしれません。
お伝えしたエピソードを5つ挙げてみます。
エピソード1.
仕事で困った時は、内容を整理した上で、上司に報告・相談することが重要
エピソード2.
上司から依頼された仕事は、○日までに行いますと報告した上で、○日の1日前に仕上げることを目標とする。
エピソード3.
問題点・アラームこそ常に早く上司にあげる。
エピソード4.
仕事において、頭を使う事はじっくり時間をかけて行う一方で、技術・技能を磨く事で効率がよくなる場合は、身につける努力をする。
例)速読・ブラインドタッチ
エピソード5.
チャンスがあれば外国駐在を希望して、数年外国に駐在し、日本の良いところや改善すべきところを外国から観察する。
まとめ
この4年間、様々な企業様での若手技術者との交流は、私にとっても大いに刺激になりました。
若手技術者(技術者とは限りませんが)には無限の可能性があると思っています。
若手技術者が、日々努力を積み重ね、事業に大いに貢献いただければとても嬉しく、その思いでこれまで指導してきました。
さらにもっと広い意味で、若手技術者の成長が、今後の日本のもの作り事業の発展に寄与いただけるものと願っています。
私は、これからも顧問として、様々な企業様の若手技術者に接して、これまでの経験などを伝えていく機会を持ち続けたいと思います。
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