過去の数多くの失敗経験は顧問の仕事に役立ちます
目次
はじめに
顧問と言う言葉からの響きとして、やはり従来から有る名誉職型顧問のイメージが強く、”自分には出来ない”と思う人が多いようです。
私がすすめる顧問は名誉職型顧問ではありません。新しい形の顧問はお困り事を抱えている会社の現場に密着して、課題を解決する顧問です。
この記事では、”失敗経験が多いほど顧問になりやすい!”ということを解説します。
顧問の役割は相手の会社のお困り事を解決すること
名誉職型顧問と異なり現場に密着する顧問の役割は、相手の会社のお困り事を解決することです。
それではどのようなお困り事があるでしょうか?私の場合どのようなお困り事に対応してきたかを紹介したいと思います。
以下のような内容でした。全体の中からい5つの例を紹介します。
・既に出荷した商品で、ときどき送っている筈のデータが相手に届かないときがある。無線通信はBLEを使用している。原因を探るアドバイスをして欲しい。
・IoT化を図る商品開発の支援をしてほしい。
・IoT新規事業開発の推進をして欲しい。
・IoT、組み込み機器開発等に関して若手技術者の指導育成をしてほしい。
・無線通信規格の策定に関わって欲しい。
筆者の場合は、前職で長年にわたって、様々な商品開発、事業企画、市場トラブル対応などの仕事を積み重ねてきました。
上記の5つの例は、過去の商品開発経験、事業企画立案経験、市場トラブル対応経験などが大いに役立ちました。
実際そういう経験を紹介することによって顧問候補先会社の方々にも共感を及ぼして顧問としての契約が出来るというパタンが多かったです。
特に失敗経験が多い方は顧問として重宝がられます
会社員として、例として20年以上仕事をしてきた方は、会社生活において様々な失敗を経験してきたと思います。
筆者の場合は、開発設計に携わってきた中で様々な失敗経験を積み重ねてきました。
例を3つご紹介したいと思います。
例1)無線通信エラーの原因がなかなかわからなかった
無線通信システムにおいて実験システム納入直前になっても時々無線エラーが起きる理由が中々見つからなくて苦労したことが何度もありました。
最終的には失敗原因が閃き、その原因に基づいて実際のシステムの改善を図ることが出来ました。
→過去の失敗に対する原因追求と対策を行った経験が顧問の仕事に生かされます。
例2)新規事業開発での苦労経験
新規事業開発で、提案した内容がトップに理解されずになかなか事業がすすめられなかったことがありました。
そこで社外の様々な有識者のところを尋ねて新規事業開発の案に対するコメントも頂戴した上で、新規事業開発再提案をしたところ、認められて、開発スタートにこぎ着けた。
→この経験が、新規事業開発の支援に役立ちます。
例3)開発プロジェクトでの仕様変更多発
システム開発の一部を外部のソフトウエア開発会社に委託して進めている中で、仕様変更が多数起こり、委託会社の見積工数を上回ってしまい後で追加請求を受けることがありました。
→この経験を生かして、開発プロジェクトにおいては、初めの要件定義の取り決めで委託側と受託側で合意形成を図ることの重要性を顧問先に伝えるようにしています。
こういった失敗経験を他社への顧問としてのアドバイスに生かすようにしています。
顧問という仕事に関連する紹介もしています。以下ご覧いただければ幸いです。
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