デジタルトランスフォーメーションで大事なのは人のトランスフォーメーション
目次
はじめに
本日Japan IT Week 春におけるセミナー 日本デジタルトランスフォーメーション推進協会の森戸裕一氏による”DXの本質と進め方”を聴講しました。
その中で啓発される内容があったので、この記事で幾つか紹介したいと思います。
DXのXとは?
一般には、DXによって企業の仕事の仕方を変えるとか、事業を変えるということが言われてますが、森戸氏は、人の考え方を変える、人の学び方を変えることを強調してました。
DXによって人が変わるという点に啓発を受けました。
50代の人はプロデューサーになろう!
森戸氏も50代ということもあり、50代の人にエールを送っていました。それは若い人だけで無く50代の人もデジタル人材になろう!という呼びかけでした。
思考を変え、働き方を変える というのをこれからの50代は実践すべきというメッセージでした。
まさにリカレント教育は50代の人が受けて、人生100歳時代を生き抜こうという考えでした。
50代の人がトランスフォーメーションをすることが重要だということです。
技術者は意外とデジタルに弱い
技術者はデジタルに強いというイメージありませんか?実はそんなことはありません。
技術者は今まで培ってきた技術に誇りを持っている人が多く、最近のデジタルトランスフォーメーションに関連する技術に対して必ずしも明るくありません。
例えば、AI、IoT、メタバース(AR、VR)などの知識を保有していない、保有することにあまり関心がない技術者も多いと感じます。
今後私も様々な人を支援するにあたって、こういったデジタル技術を分かりやすくお伝えすることに力を注いでいきたいと感じました。
オードリータン氏のDXに対する発言
台湾で有名なオードリータン氏の言葉が紹介されました。それも非常に印象的でした。
それは、
”DXの実現する世界は人類の幸福と平和”という言葉でした。
DXで単に企業の変革や人の変革ということに留まらず、人類の幸福と平和を目指してDXを活用していきたいです。
これからはIoTに加えてIoH
上記オードリータン氏のDXに対する言葉と関連しますが、これからの時代はIoTに加えてIoHというメッセージも共感しました。
IoHとはInterntet of Humanのことで、IoTで様々なモノがインターネットに繋がることに加えて、人の様々な生体情報などがインターネットに繋がる世界のことを指しています。
IoHによって、健康診断が出来たりするのに加えて、IoTとIoHの連動によって、生産現場や建築土木現場などにおける作業者の健康状態、精神状態などを把握できるということによって事故を未然に防ぐといった応用が進んでいくでしょう。
まとめ
いままでDXは企業や社会変革の意味が大きいと思っていましたが、今回のセミナーで、DXにより人の考え方を変える、学び方を変えることによって、人類の幸福と平和に繋げていく というメッセージに大変共感を覚えた次第です。