リスキリングの重要性について
目次
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はじめに
リスキリングは、元々は企業において、従業員が新しいスキルや能力を得て今までと違う部署において新たな仕事をしてもらうことを指す用語です。
企業にとっては、技術の進化や経済の変化によって、事業も変わり、その事業を行っていくために必要な部署の強化、事業のためのスキルを持つ人材が必要になりますので、既にいる従業員のリスキリングを図ることが重要になっています。
リスキリングは昔から行われていました
リスキリングは実は最近に始まったことではありません。
いわゆる産業革命によって生産方法が大幅に変化し、新しい技術や機械が導入されました。
この変化により、従来の仕事やスキルが不要となり、多くの労働者がリスキルする必要が生じました。その後も、自動化やデジタル化などの技術革新が進む中で、リスキリングの重要性はますます高まってきました。
現在のリスキリング
現代におけるリスキリングのメインテーマは、デジタル! IT化、DXで有ることは間違いありません。
デジタル技術の急速な発展や人工知能の台頭など、さまざまな要因によって従業員のスキルニーズが急速に変化しています。
これにより、従業員は古いスキルをアップデートし、新しいスキルを習得する必要があります。
また、環境問題や社会的なニーズの変化もリスキリングの需要を促進しています。
最近のリスキリングの動向
最近のリスキリングの動向としては、以下のような特徴を持っています。
1)デジタル化とテクノロジーの普及
デジタル技術の普及により、ITスキルやデジタルマーケティングなどの需要が高まっています。またリモートワークやオンライン教育の普及自体が、スキルアップの機会を提供しています。
ITスキル、デジタルマーケティングを学ぶのにリモートワーク、オンライン教育が親和性あると言う流れになっています。
2)持続可能性と環境への関心
持続可能なビジネスや環境への配慮が重視される中、再生可能エネルギー、環境技術、サステナビリティマネジメントなどの分野でのスキル需要が高まっています。
そういうリスキリングもデジタルと共に求められています。
3)グローバル化と多様性
グローバル化に伴い、異文化理解や多言語能力、国際ビジネススキルなどが求められるようになっています。語学が大事というのは何十年前から言われていますが、今後の日本は外国人と一緒に仕事をするとか、日本企業、人財が外国に出て仕事をするということがますます増えてくると思います。
さらにダイバーシティ=多様性は外国人とは限りません。性別年齢職種など様々な多様性が混じり合った社会、組織で活動するスキルが求められます。
リスキリングが行いやすい環境になりました
オンライン学習とマイクロラーニング: オンライン学習プラットフォームの普及により、従業員は自分のペースでスキルを習得することができるようになりました。
さらに、マイクロラーニングの導入により、短期間で効率的にスキルを獲得することが可能となりました。
リスキリングは企業にとっても個人にとっても重要です
単発の仕事を行うギグエコノミーやフリーランスの増加により、企業の従業員自体、企業で生き残るために、自己啓発とスキルアップの重要性を認識し、自らリスキリングに取り組む傾向があります。
すなわちリスキリングは企業から見たら今後のさらなる企業成長のためにデジタルシフトのための人材強化を目的に行われることが多いことは事実ですが、個人から見たら、企業で仕事を続けていくため、さらには場合によって転職したり、独立することも視野に入れて、今後のご自身のスキルの幅を広げるために自らリスキリングする姿勢が非常に重要だと持っています。
私は、会社従業員に囚われない新しい働き方というのを提唱していますが、そのためにもリスキリングは重要だと思っています。
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