顧問として人に何かを教えるためには、教える内容を学ぶことが重要
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人に何かを教える知識とスキルが無いときはどうする?
おかげさまで、2021年3月から新たに顧問として支援する会社が一社増えます。
その会社においては若手技術者に色々技術的なことを教えて欲しいと言う要望を受けています。
では実際にその会社が望んでいることを若手技術者に全てスムーズに教えられるだけの知識とスキルを私が持っているかと言えば、決してそんなことはありません。どうしたら教えられるでしょうか?
教えるためには、教える内容を学ぶこと!
人に何かを教えるためには、教える内容に関してたくさん学ぶ必要があります。当たり前のことですがとても重要なことです。
一つ私のエピソードを紹介しましょう。
顧問として、2年間くらいに渡って、無線通信方式であるBLE(ブルートゥースローエナジー)を用いた機器の開発設計の支援に数件関わっておりますが、実は一番始めに開発設計支援の依頼があって、顧問として支援を始めた当時はBLEの中身はほとんど知りませんでした!
そこで始めにどうしたかと言えば、インターネットでBLEに関する記事を沢山読み、かつレガシーかもしれませんが、記事を印刷して、カテゴリーに分けてファイルして、A4のキングファイルに資料を纏めました。このようなファイルを作ったこと自体10数年ぶりでした。
このキングファイルを常に携えて支援先でBLEのことを色々お伝えしましたが、回数を重ねるにつれて自分のBLEに関する知識も定着して、相手の方にたくさんのことをスムーズに教えられるようになりました。
これはどんな学問、習い事、にも言えると思います。
教えるために学ぶことを心がけましょう
自分が何かの学問や資格試験などについて効率的に学ぶ方法の一つは、人に教える、例え教えないとしても教えることを想像して学ぶことだと思います。
大学の電子材料の先生の講義で忘れられない言葉があります。講義の科目は確か”電子材料”でした。その講義の内容は殆ど忘れてしまいましたが(それでも、液晶の話とかは今でも印象的です。)
それよりも、以下のような言葉です。
【人に分かりやすく教えられるということは、自分がその事柄に精通しているということ】
逆にいえば、ある事柄に精通している人は、その事柄を知らない人に対して分かりやすく教えることが出来ると言うことです。
これからも色々なことを沢山の方々に教えることを目標にして、様々なことを学び続けたいと思います。
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