企業顧問としての活動&企業顧問を育てる! ハートテクノロジーズ株式会社

スポットコンサルから定期顧問へ。専門家が「1時間の相談」を「月額長期契約」に変えるステップアップ戦略

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はじめに

プロフェッショナルとして独立した後、安定した収益基盤を作るために最も有効な手段の一つが「企業顧問としての定期契約」です。しかし、実績や知名度がない状態で、いきなり企業経営者に対して「月額数十万円の長期契約」を提案しても、警戒されて成約に至らないケースがほとんどです。

そこで重要になるのが、まずはハードルの低い「スポットコンサル」から入り、信頼を獲得した上で自然に「定期企業顧問」へとステップアップしてもらう仕組みです。労働の切り売りを卒業し、複数の収益柱を組み合わせて月100万円以上を安定させるための、具体的かつ誠実な商談戦略を解説します。

 なぜ、いきなり「定期顧問」を提案してはいけないのか

経営者が外部の専門家を雇うときに最も恐れるのは、「高いお金を払ったのに成果が出ない」というミスマッチのリスクです。特に、初めて会う個人に対して、半年や1年といった長期の固定報酬契約をクローズドな商談で決断するのは、経営者にとって非常に大きな心理的負担となります。

一方で、1回1時間単位で依頼できる「スポットコンサル」であれば、企業側のリスクは最小限で済みます。まずは「お試し」としてあなたの知恵や判断力(ポータブルスキル)を体験してもらい、その圧倒的な価値を感じてもらうこと。これが、長期契約を勝ち取るための最も確実なアプローチです。

スポットコンサル中に仕掛ける「根本課題の可視化」

1時間のスポットコンサルで、相手から提示された目の前の問題(バグの特定や仕様書の確認など)を綺麗に解決する。これはプロとして当然の仕事です。しかし、それだけで終わってしまっては、単発の「作業員」として消費されて終わります。

定期顧問へ繋げるための鍵は、コンサルの最後の10分間にあります。目の前の問題を解決した上で、「その問題を引き起こしている、組織全体の根本的なリスク」を経営者に提示するのです。

  • トーク例:

    「今回の通信エラーの原因は、設定の数値を修正したことで無事に解決しました。しかし、根本的な問題は別にあります。御社の開発プロセスにおいて、ベンダー側から提出される見積もりや仕様書を『技術的に目利きする基準』が社内に共有されていないことです。このままだと、次のプロジェクトでも同様の、あるいは数千万円規模の損失に繋がる設計ミスが見逃されてしまうリスクがあります。」

 

「依存」ではなく「自走の仕組み」を提案する

根本的なリスクを可視化した後、次に提案すべきは「私が代わりに実務をやります」という労働の提供ではありません。「御社の現場が、自分たちで正しい判断を下せるような『仕組み(型)』を、数ヶ月かけて一緒に作りましょう」という提案です。

経営者が本当に求めているのは、特定の専門家に依存し続ける組織ではなく、自立して成長していく組織です。あなたの「判断基準」をマニュアルやチェックリストとして組織にインストールし、現場を自走させる。このスタンスを示すことで、経営者はあなたを「手放したくない最高の軍師」として認識し、月額数十万円の定期顧問契約を喜んで即決するようになります。

 

5本柱のポートフォリオで「途切れない安心」を作る

こうしてスポットコンサルから定期顧問へとステップアップしていく流れができれば、あなたの収益は劇的に安定します。しかし、これだけでもまだ十分ではありません。本当の自由を手に入れるには、さらに「スポット営業支援」や「業務委託案件」、そして1対多の「セミナー」や「個人コンサル」を組み合わせた【5つの収益柱】を走らせることが不可欠です。

収益源を多角化しておくことで、万が一1社の定期顧問が終了しても、翌月の生活に困るような不安は完全にゼロになります。時間的なゆとりが生まれるからこそ、さらに質の高い「判断」をクライアントに提供できるようになるという、最高の好循環が生まれるのです。

結論:売り方の階段(段取り)を設計せよ

あなたの30年以上のキャリアに裏付けされた知恵は、企業にとって非常に価値ある資産です。足りないのは、技術の高さではなく、それを顧客が買いやすい「階段(ステップ)」として並べる段取りの技術です。 まずはスポットコンサルで価値を証明し、根本課題の可視化によって定期顧問へと導く。この正しい商品設計と成約の型を身につけることこそが、会社員からの新しい働き方を成功させる最高の近道となります。

💡 よくある質問(FAQ)

Q:スポットコンサルだけで満足してしまい、定期契約に進まない顧客にはどう対応すべきですか?

A: コンサルの冒頭で「今日は時間の関係上、応急処置しかできませんが、全力で原因を特定します」と予め伝えておいてください。そして終了時に「応急処置は終わりましたが、再発を防ぐための根本治療(仕組み化)にはこれだけの期間が必要です」と伝えることで、自然と長期契約の必要性が伝わります。

Q:定期顧問契約の期間は、最初にどのくらいで設定するのが理想ですか?

A: まずは「3ヶ月」または「6ヶ月」という、出口(ゴール)を明確にした期間での提案をおすすめします。「一生お金をもらい続ける」というスタンスではなく、「この期間で組織が自走できる仕組みを作って納品します」と伝える方が、経営者側も予算の決裁が下りやすくなります。

 

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この記事を書いた人

大森正

ハートテクノロジーズ株式会社代表取締役です。企業向けIoT、無線通信、プロジェクトマネジメントなどに関する支援を、現場密着型企業顧問として約7年間の間に60社以上の企業の支援をしています。それと並行して、コモンスター養成講座という名称で、現在会社員または自営業で企業顧問として活躍をしていきたい方のための伴走支援も行っております。どうぞよろしくお願いいたします。

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