企業顧問は実際どのくらい働くのか? ──時間・頻度・関わり方を現場目線で解説
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目次
はじめに
企業顧問に興味を持つ方から、非常によく聞かれる質問があります。
「企業顧問って、実際どのくらい働くんですか?」
この質問の背景には、こんな不安や疑問があるように感じています。
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フルタイム並みに拘束されるのでは?
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逆に、名前だけでほとんど何もしないのでは?
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本業や他の仕事と両立できるのか?
結論から言うと、企業顧問の働き方は一つではありません。
ただし、「現場で価値を出す顧問」にはある程度共通するパターンがあります。
企業顧問は「毎日決まった時間に働く仕事」ではない
まず誤解されやすい点ですが、多くの企業顧問は毎日出社する仕事ではありません。
むしろ、
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月に数回
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週に1回程度
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必要なタイミングで集中的に
といった形が一般的です。
これは、企業が顧問に求めている役割が「作業」ではなく「判断の整理」だからです。
実際によくある稼働パターン
現場でよく見られるのは、次のような関わり方です。
パターン①:月10〜20時間程度
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月2〜4回の打ち合わせ
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随時の壁打ち・相談
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メールやチャットでのフォロー
👉 最も多い標準的な顧問スタイルです。私もこのパターンの顧問が一番多いです。
パターン②:立ち上げ期だけ稼働が増える
以下のような案件のときは、立ち上げ時の稼働が非常に多いです。
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新規事業開始
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組織再編
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技術・事業の方向性検討
この時期は、最初だけ
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週1〜2回
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月30時間前後
になることもあります。
ただし、フェーズが落ち着けば自然と稼働は減っていきます。
パターン③:スポット+継続伴走
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最初は単発相談
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相性や必要性を確認
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その後、月次顧問へ
というパターンです。
👉 近年とても増えている形です。
なぜ「この時間」で価値が出るのか
企業顧問の価値は、滞在時間の長さでは決まりません。
重要なのは、
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どこで判断が止まっているか
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何を整理すれば前に進むか
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誰が決めるべきか
を見抜き、短時間で整理できることです。
これは、現場経験の蓄積があってこそ可能になります。
フルタイムでも非常勤でもない働き方
企業顧問は、
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正社員のように毎日縛られず
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コンサルのように短期で切られず
その中間にある働き方です。
だからこそ、
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複数社と関われる
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他の仕事と組み合わせられる
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自分の経験を横断的に活かせる
という特徴があります。
「現場密着型顧問」の場合
私が行っている現場密着型顧問の場合、
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会議に同席する
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判断に迷っている場面で壁打ちする
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社内調整の構造を整理する
といった関わり方が中心です。
作業を代行することはほとんどありません。
そのため、
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月に10〜20時間程度
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必要なタイミングで濃く関わる
という形が、最も価値を出しやすいと感じています。
企業顧問という働き方が向いている人
この働き方は、
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現場経験がある
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判断や整理が得意
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人の話をよく聞く
そんな方に向いています。
逆に、
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毎日決まった作業がしたい
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指示されたことだけをやりたい
という方の場合には、向かないかもしれません。
最後に
企業顧問は、「どれくらい働くか」よりも「どこで関わるか」が重要な仕事です。
時間を切り売りするのではなく、経験と判断力を提供する。
そんな働き方の一つとして、企業顧問を考えてみてもよいのではないでしょうか。