”デジタル”の本当の意味を解説します
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目次
はじめに
この記事では”デジタル”について記します。
この数年デジタルという言葉がいろんなところで使われています。
私はいまなぜデジタルという言葉がはやっているかということ自体不思議に思うところがあったので、今回きちんと現在のデジタルの意味を調べてみたので、それをお伝えしたいと思います。
デジタルという言葉は数十年前から使われていました
私は長年無線通信関係の商品開発設計に関わってきましたが、今から3-40年前無線通信関係でデジタルという言葉が良く使われるようになりました。
”デジタル携帯電話”、”デジタルコードレス電話”などです。
当時は、電話は音声の信号をそのまま連続的な音声信号を無線通信上に”変調”という仕組みで送っていました。音声が連続的な信号ということで、それを”アナログ”と称していました。
今まではアナログの音声で送っていたのが、音声を”デジタル信号”に変えて送ったことからデジタル電話と言われるようになりました。
アナログとデジタルの違い
それでは、アナログとデジタルの違いを分かりやすく説明しましょう。
アナログは音声信号が連続の波形であらわされる
デジタルは音声信号を10の組み合わせの信号であらわす。波形で表すと連続的で無い。
デジタル信号は、0と1の組み合わせの信号です。音声が10の組み合わせで送られることにより、様々な情報データが10の組み合わせなので、デジタル通信によって音声と情報の組み合わせで送れるようになりました。
先ほどデジタルの商品として、デジタル電話を紹介しましたが、それ以前にデジタルと言う言葉が話題になった商品があります。
何だと思いますか?
それは”時計”です。
昔の時計は殆ど長針と短針があり、時刻が連続的に表されていました。それをアナログ時計と呼びます。
それに対してデジタル時計は長針や短針は無く、数字で表されていますね。それをデジタル時計と言うようになりました。
現代でのデジタルの意味は変わりました
一方現代のデジタルは、デジタル通信やデジタル時計のことを差しているのではありません。
デジタル=10信号の組み合わせ、10信号を取り扱って動く機械が、コンピュータ、クラウド、サーバなどの情報機器になりますので、デジタルというのは、こういった情報機器を取り扱う技術や商品やサービスを指すようになったのです。
とくに今までコンピュータ、サーバ-、クラウドなどを使っていなかった事業、仕事において情報機器を使うことをデジタル化というようになりました。
デジタル化=デジタル技術の発展=情報機器の利活用ということが出来ます。
デジタル技術の発展により、デジタル化されたデータは容易にコピー、送信、編集が可能であり、これが情報の利活用や共有を大きく促進しました。
デジタル化で新たに生まれた事業
デジタル化によって、様々な業界で革新的な事業が生まれています。
例えば、デジタルマーケティングという仕組みが生まれました。
インターネットやソーシャルメディアを活用して顧客とのコミュニケーションを強化し、ターゲットに向けた効果的な広告キャンペーンを展開することが可能です。
また、デジタルプラットフォームやアプリケーションの開発により、新たなサービスやビジネスモデルが生まれ、顧客に直接付加価値を提供することが可能になりました。
さらに、デジタル化けによって、効率化や自動化を可能にし、生産性の向上やコスト削減に貢献できます。
例えば、デジタル化されたデータの管理や分析により、企業はより迅速かつ正確な意思決定を行うことができます。
また、ロボティクスや人工知能の進歩により、産業界やサービス業での自動化や効率化が進んでいます。
まとめ
今まで記したように、デジタル化は私たちの生活やビジネスに革新をもたらし、未来の社会をより効率的で便利なものに変えています。
正直申し上げると、私は約30年前、まさにPHSというデジタルコードレス電話の開発に関わった経験からすると、現在”デジタル”という言葉が頻繁に使われることには非常に違和感が有ります。
言葉はともかくとして、”デジタル化”=情報機器の利活用によって、様々な便利な商品・システムが生まれ、かつマーケティングやセールスの分野でも”デジタル化”で仕事の仕方の革新・効率化が図れていることは間違いありません。
これからも”デジタル化”はますます様々な分野でおこなわれていくことでしょう。