現場密着型顧問のすすめ
目次
はじめに
私は、会社勤めを卒業して様々な企業の顧問という仕事を行ってから丸5年経過しました。
5年間で約40社くらいの企業の支援をしております。
この記事では最近のエピソードを基に、”現場密着型顧問”という仕事の仕方について記したいと思います。
現場密着型顧問とは?
顧問というと、どういう仕事を思い浮かべますでしょうか?
大企業の社長や高級官僚の方が引退して、関係する会社に顧問として入って、これまで培ってきた人脈を生かして、人や会社を紹介したり、または経営のアドバイスをするという”名誉職型顧問”のイメージを持っている方が多いのではないでしょうか?
私が提唱する顧問はそうではありません。私自身大企業の社長も高級官僚も経験したことはありません。
私が行っている”顧問”は、支援している企業にできる限り赴いて、現場の開発設計技術者が困っていることに耳を傾け、その困っていることをいかにして解決していくかを企業の方と一緒になって考えていくという、現場密着型顧問です。
具体的には、実際に私が開発技術者として経験してきた様々なことを活かして、現場で起きている問題を解決することが一番多いです。
特に今まで一番多いのは、無線通信関係です。無線通信関係の開発設計をどのように進めていったらよいかわからないという企業の方が結構多いので、開発設計の仕方をお伝えしたりします。
さらにはすでに開発設計中の商品や、世の中に出荷された商品に関する無線通信のトラブルを解決するといった支援も多く行っています。
現場密着型顧問を行ってうれしいことは?
なかなか解決しなかった問題が、私の支援によって解決したことによって相手の会社の方に喜ばれ・感謝される、というのがとても大きな喜びです。
例えばすでに世の中に出回っている無線通信システムにおいて、時々データ通信に失敗するといった問題がその企業様でなかなか解決できていなかったのを解決できた場合は、とても感謝されて、支援させていただいた甲斐があります。
感謝されることによって、顧問期間が延長になることもありますし、さらには顧問エージェントを通じて企業顧問になっている場合は、顧問エージェントからの評判も高まり、他の案件などを優先的に回していただけるといったことも起きています。
誠意をもって、じっくりと現場の問題を解決することに対して精一杯努力して結果を出す。これが現場密着型顧問の役割でありますし、実際成果が出た時は”やってよかった!”という大きな喜びを味わうことが出来ます。
最近開始した顧問の例
あるメーカ様A;開発設計というそのものでなくて、いわゆる知的財産にかかわる問題に対する支援を行うことになりました。
支援においては、これまで私が経験してきた様々なエピソードを交えて親身になって現在起きている問題を解決するための様々なアイデアを提示することが出来ました。この支援の内容について帰り際に感謝の言葉を頂戴しました。
あるメーカ様B:無線通信関係の規格についてお伝えするのをいわゆるセミナー形式で実施しました。
相当準備に時間をかけて資料を作成し、その資料に基づいて、かつ自分の経験に基づいて無線通信規格の話をしたところ、大変喜んでいただくことが出来ました。
まとめ
これからも現場密着型顧問の姿勢を貫いていきたいと思います。
支援している企業様には、オンラインよりも実際にその企業様の建物、オフィスにお邪魔し、必要であれば現場で実験、テストなどに立ち会うなど、まさに現場に密着、現場に寄り添った支援をしていきたいと思います。