楽観的に考える場合と悲観的に考える場合のバランスが大事
システム開発オフタイム・プライベートリラックス仕事の仕方ピックアップコラム
この数年、約30社の企業のIoTや組み込み機器開発の支援をするにあたって感じていることを記します。
それは楽観的にあるときと楽観的にならないときのバランスが大事ということです。
それぞれのパタンについて以下記したいと思います。
目次
楽観的になるほうが良いパタン
1)長い時間軸での計画を立てる場合
まずプロジェクト全体、およびプロジェクトだけでなく、人生計画、生活などに関して長い時間軸で計画を立てる場合、未来に向けて目標と立てる場合には、楽観的に考えることが重要です。
現在の固定観念に囚われず、将来に向けて大きな目標、チャンレンジするように目標を立てて、その目標に向けて着実に努力すれば必ず成功するといった夢を描くことが非常に重要です。
2)問題が起きた場合、困難な場面に直面した場合
開発プロジェクトにおいては、毎日様々な問題に直面します。
小さな問題もあれば、プロジェクトの進行に大きな影響を与える大きな問題が発生する場合もあります。
そうした場合でも、どんな問題でも必ず解決するという楽観的なマインドを持つことが非常に重要です。
必ず問題には原因があり、原因が明確になれば、必ず対策を打つことが出来ます。
解決できない問題は無い、と楽観的に考えることが非常に重要です。
楽観主義は、”なんとかなるさ”という考え方で、問題が起きた時もマクロには楽観的に考えることが重要です。
※楽観的に考えることは”ポジティブ心理学”でのWell-Being”の中での重要な考え方の一つです。
参考)ポジティブ心理学のポイント:私が2018年に学んだポジティブ心理学のキーポイントを以下に記させていただきます。
楽観的にならないほうが良いパタン
一方、楽観的に考えない方が良いパタンについて記します。
1)プロジェクトの計画立案
プロジェクトの計画立案は、きちんと行う作業をすべて洗い出しすことが必要です。
一般にその作業をWBS=Work Breakdown Structure と言います。
WBSが出来たら、目標をいつまでに達成するかとが決められている場合は、その期限に向けて、それぞれの作業をどういう期間にどういうリソースをかけて行うかを決して楽観的にならず緻密に決めることがとても重要です。
2)商品開発におけるテスト、レビュー
このときこそ決して楽観的にならず、何か問題が潜んでいるのではないか?という観点でテストやレビューを行うべきです。テストやレビューにおいては楽観的になってはいけません。
もう十分にテストをしたからいいだろう とか
多分問題が無いからテストは少し省こう とか
レビューもあまり行わなくても多分大丈夫だろう
というマインドでいると、必ず問題が起きることになります。または問題が見つけれらないことになります。
テストやレビューではあえて悲観主義になる。
既に記したように、問題が起きた時もマクロには”なんとかなるさ”という楽観主義はとても重要ですが、一方個々の問題を探ろうとする場合は、
他にも問題があるのではないか?
とか
問題の真の原因は何か?
などを決して楽観的にならず、緻密に考察することがとても重要になります。
そして、テスト、レビューが終わった時点で、また全体としては楽観主義に戻る、
といった楽観主義と悲観主義の場合によるスイッチが非常に重要になると思います。