メタバースブーム前夜:自民党もメタバース活用した演説実施、メタバースジャパンのsummitも7月に開催予定
この記事では、メタバースブーム前夜といえるいくつかの出来事が起きているので、紹介したいと思います。
目次
自民党が演説でメタバースを活用!
2022年6月5日に自民党の茂木幹事長が、メタバースを用いての演説会を河野太郎広報本部長や、牧島かれんデジタル大臣と共に行うという発表が、昨日の日経新聞記事でありました。
参考記事:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA312680R30C22A5000000/
3Dで街頭宣伝車も再現するそうです。目的はこの夏の参議院選挙のための情宣活動のようです。
賛否はともかくとして、このように政治の世界でもメタバースが注目されてきているということは、いよいよメタバースが先ずブームになることは間違いないと思います。
メタバースはこれから本当のブームがやってきます
昨年10月28日に旧Facebook社のマーク・ザッカーバーグが社名をMetaに変えるという報道後、ある程度業界関係者の中ではメタバースがブームになりましたが、必ずしも一般的にはメタバースが知れ渡っている訳ではありません。
2006年に設立したMMD研究所という日本最大のモバイル専門調査機関が5月18日、メタバース(仮想空間)に関する調査結果を発表しています。
調査結果だと、メタバースの利用経験があると回答した人は、全体の5.1%。メタバースの認知度は43.4%だったそうです。
参考記事:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2205/18/news143.html
この調査結果からしても、メタバースが一般の方に対して大ブームになるのはこれからだと思います。それも1年後とかではなく、この2-3か月で大ブームになるのではないかと想像しています。
想像する理由として以下の2つをあげたいと思います。
メタバースジャパンが7月にメタバースのサミット開催
来月7月14日(木)には、メタバース業界団体の一つでパナソニックなども参加しているメタバースジャパンが「Metaverse Japan Summit 2022」を開催します。
メタバースジャパンのサイトからこのSummitの目的を引用します。
デジタル技術が格段に進歩し、さらにwith/after コロナの新たな生活様式が広がりはじめ、web3という新しい時代の原動力が加速する今、メタバースは急激に拡大する可能性を秘めています。
Metaverse Japan Summit 2022は、MVJが開催する、メタバースに関するグローバルなイベントで、
日本を代表する識者である、MVJ の理事・アドバイザーを中心に、今後のデジタル経済圏の新たなフロンティアであるメタバースの社会実装に向けた課題や、未来を議論する場です。
出典:メタバースジャパンのサイトより https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000097769.html
10月にはメタバース総合展が開催されます
さらに10月26日~28日はメタバース総合展が幕張メッセで開催されます。
メタバースという名前を銘打った大々的な展示会はこのメタバース総合展が初めてになるかと思います。メタバースなのにリアルな展示会を行うというのが面白いですが、先ずは一般の方にメタバースを認知するという観点では意義のある展示会になると感じます。
まとめ
ということで、メタバースブームが来ることはほぼ間違いないと思います。今までのいくつかの潮流通り一度ブームになった後は、揺り戻しでメタバースなんて流行らないとかうまくいかない、といった報道がされる恐れはあります。
私はたとえそうなったとしても今回のメタバースは一過性のブームではなく、約30年前にインターネットが普及し始めたときと同様に、一大トレンドになることは間違いないと思っています。
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