JAPAN IT WEEK森正弥氏講演で知ったのはAmazonジェフベゾス 20年前のインタビュー
目次
はじめに
JAPAN IT WEEK 2022に昨日に続き行ってきました。
受講したセミナーの一つが、”人間体験(HX)に基づくDX”という内容で、デロイトトーマツコンサルティングの森正弥氏が講演されました。
ここでは講演の中から、いくつかメモした内容を紹介したいと思います。
DXとは?
森氏が定義するDXは、”関わっている人への幸せを目指す”ものでした。
やはりDXにおけるポイントは”デジタル”よりもX=トランスフォーメーション。それも人に関する変革が重要だということになります。
HXとは?
HXは Human Experienceの略です。どうもXという略号は、Experienceの場合もあるし、Trasformationの場合もあり、混乱しますね。
ただし、どちらが多いかと言えば、Experienceの略の場合が多いようです。
森氏は今回このHX=人間体験を大きく取り上げていましたが、もっと有名な言葉としては、CXがありあります。CXは Customer Experienceの略です。顧客体験ということになります。
HXに関して以下の公式を披露していました。
HX=CX+EX+PX
ここでEXはEmployee Experienceの略、PXはParteer Experienceの略だそうです。
すなわち、人間体験は 顧客体験と従業員体験とパートナー体験から成り立つという主張です。
そしてHXはDXを支えるものとして定義づけられています。
CX起点でのビジネスの変化
森氏も口頭で仰っていましたが、今回のセミナーでの一番のハイライトは、Amazonの創始者であるジェフベゾス氏がまだAmazon創業間もない1999年のインタビュー動画でのジェフ氏の発言についてでした。
ジェフベゾスは何を言っていたかというと、事業成功のポイントは、顧客を大事にして顧客に満足してもらうサービスを提供することだ と言っていたのです。1999年です。
私も記憶しているのですが、その当時のAmazonはインターネットにおける書籍販売が事業の柱であり(今でも重要な事業でしょうが)確か赤字だったと思います。
その当時でも、顧客が大事だということを強調していて、それをずっと貫いてきたことによってAmazonは巨大企業に成長したと言えます。
ジェフベゾスの当時のインタビューは今でもYoutubeで観ることができます。以下がそのインタビューになりますので、ご覧になってみてください。
まとめ
今回の森氏の講演から得られたことは以下の2つです。
1)DXを支えるものがHX(人間体験)である。
2)Amazon創業者ジェブフェゾスは創業間もない1999年時点で顧客に満足してもらうことが重要であると主張していた。