シンプルで分かりやすい言葉を使おう
コロナ感染者増加が止まりません。関西関東中心に幾つかの都府県で、”まん延防止等重点措置”が適用されるそうです。
それにしてもこの言葉、”まん延防止等重点措置”にしても”緊急事態宣言”についても、言葉があまりにもわかりにくいと思います。
”まん延防止等重点措置”の”等”とはどういう意味?”重点”とはどういう意味?
例えば、
”コロナ感染者半減のための行動のお願い5点”とか、もっと具体的に何を目指すのかを言うべきでは無いでしょうか?
政治社会だけで無く、私が取り組んでいる開発設計においても、言葉は非常に重要です。
例えばスマートフォンでの操作の際に、液晶に表示されるボタンに書かれている言葉の一つ一つが
分かりやすい言葉になっているかどうかを精査する必要があります。
ソフトウエアの中身においても、同じ動作を幾つかの言葉で書かれている場合があるのですが、そうした場合は、シンプルで分かりやすい言葉に統一することを目指しています。
かつ難しい専門用語を使っている場合があまりにも多いです。もちろん専門用語の場合はなじみにくい言葉は多いのが常ですが、それでも出来るだけ分かりやすい言葉を使うことが大切だと思います。そう心がけるべきだと思います。
私が主張したいのは、ソフトウエアの中身、商品の表示、ニュースなど、どんな物事であっても、”分かりやすい言葉を使うことににこだわろう”ということです。
自分が良くわかっている言葉を読む人、聴く人が同じレベルで分かっているとは限りません。分かっていないときに方が多いと思います。
いつでも、読む人、聴く人の立場に立って、分かりやすい言葉になっているかを常に意識して、言葉を選んで文章を書いたり、語ったりすることが極めて重要だと思います。
昔学生時代に、電子材料の講義を受けていたとき、教授が、”難しいことを分かりやすく話すことが出来る人が、その物事に熟知している人だ。難しいことを難しく話すのは簡単だが、難しいことを他の人に分かりやすく話すことは難しく、努力が必要”と言われたことを今でも覚えています。
これからもひとつひとつの言葉を大切に、読む人の立場に立ってかつ分かりやすい言葉で書いたり、聴く人の立場に立って分かりやすく話をする力を磨きたいと思います。
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