問題には必ず原因がある
この2週間あまり、現在支援している会社での商品開発が佳境を迎えており、今は商品としての動作が正しいかを検証するためのシステムテストの真っ最中です。
テストの中で、特定のスマートフォンで本体からのデータが表示されないという問題がなかなか解決しません。
原因がなかなか分からないのです。こういった問題は過去も何度も経験してきました。
アナログコードレス電話、PHS、VoIP、無線LAN、携帯電話、IoT、ロボティクス。。
全ての商品開発、要素技術開発では、今回のようになかなか原因が見つからない問題に直面してきました。
ただし、普遍の定理があります。それは、
【問題には必ず原因がある】 ということです。
筋道を立てて問題に立ち向かえば必ず原因は見つかります。なかなか原因が見つからないとき、袋小路に入ったときは、原因を見つけるやり方を変えるなどの工夫をすれば、必ず原因は見つかります。
30年前、コードレス電話を開発していたときの事業部に大阪のテレビ事業部から移ってこられた脇野事業部長の語録に【徹夜して解決しない問題はない】
と言う言葉がありました。
現代においては、徹夜という昭和のやり方は取り入れなくても良いので、
【調べ尽くして解決しない問題はない】と言い換えられると思います。
こういった姿勢が商品、システムを開発するときは必ず必要です。
そこを怠ると、世の中に商品、システムがリリースされた後に不具合が生じます。
スマホアプリの不具合がいろいろ話題になりますが、それらは問題に対する取り組み方、姿勢の甘さが露呈してしまっていると思います。
これからも問題に対する原因追求には直向きに取り組みたいと思います。
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