まんが本【LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略】を読んで感じたこと
最近、2016年に日本語版が発行された ”LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略”という本(著者はリンダ・グラットンというロンドンビジネススクール教授)のまんが本を読みました。
ここではそのまんが本の中から私が共感したところを紹介したいと思います。
目次
そもそもLIFE SHIFTとは?
人生100年時代においては、2つ、3つのキャリアを持ち、生涯を通じて再創造を繰り返して、人生の選択肢を広げて一生生きていく、という考え方です。現代の日本において、まさにこのLIFE SHIFTという考え方がもとめられるのではないでしょうか?
高度経済成長時代の日本とは全く異なっているのが現代の日本です。大企業といえども一生安泰ではなく、大企業の中でも副業を認めだした企業が出ていることは多分ご存じでしょう。すなわち一生を一つの会社だけで過ごすと言うことがこれからは少なくなっていくでしょう。
さらにいわゆる60歳や、65歳での定年退職というイベントも今後大きな課題となります。というのは60歳や65歳といっても今後は人生100歳を超えるという割合も非常に多くなるでしょうから、定年後30年~40年生きることになります。今後ますます高齢者が増えて、現在の年金制度がそのまま維持出来ることは無いのは誰でも分かっているでしょう。多分年金が得られるようになるのも70歳とか75歳とかになるのではないでしょうか?ということは定年延長もしくは定年後も他の会社に務めたり、独立して長く働く時代が来ているといえます。
すなわち、若い時代からのマルチキャリアもあるでしょうし、中高年のマルチキャリアも当たり前になる時代が来ているといえます。そういったマルチキャリアを実現していくために重要なこととしてこの本の中では、”見えない資産を管理する、大切にすること”を説いています。
見えない資産=無形資産とは?
見えない資産とは何でしょうか?見えない資産のことを無形資産ともいいます。もちろん貯蓄などの金銭的な有形資産も必要でしょうが、それと平行して無形資産を持つことの重要性を説いてます。この本では無形資産について多くのページを割いています。無形資産は、大きく分けて3つあります。
1)生産性資産
主に仕事、事業に役立つスキルや知識のことです。これはとても分かりやすい無形資産ですね。
2)活力資産
健康であること、良好な家族・人間関係等が挙げられます。心身健康であることでしょう。
3)変身資産
この3つめの資産が非常にユニークだと思います。それは、世の中、環境の変化に応じて自分自身も変えていくことを”変身資産”と定義しています。私も今後マルチキャリアを実現していくための一番重要な資産となるのが、この変身資産ではないかと感じています。
変身資産を増やすためのコツ
変身資産は、すでに書いたとおり、”変化に応じて自分自身を変えていくこと”です。そのためには、”変化への対応能力を高めること”が重要になります。そのためのコツは以下の3つになります。
①自分を良く知り、自分の将来の可能性を認識すること
②幅広いネットワークを持っていること
③積極的に新しい経験をすること
です。
今後無形資産をさらに増やしていきます
私も、無形資産をさらに増やすこと、中でも変身資産をもっともっと高めて、マルチキャリアを一生推進していきたいと思います。みなさまもマルチキャリアの実現を目指してみたらいかがでしょうか?
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