企業顧問は、過去の実績より現場のリーダーと一緒に「交通整理」する現場密着型顧問を目指そう
目次
はじめに 職務経歴書が、相手との壁になっていた
「無線通信」や「組み込み開発」、さらには「プロジェクトマネジメント」といった分野の商品開発、要素技術開発に身を置いて30年。
パナソニックでの実績、33件の特許、そして数々の現場で培った知見。
5年前、会社を離れて「企業顧問」として歩み始めようとしたとき、私は自分のキャリアこそが最大の武器であり、価値そのものだと思い込んでいました。
意気揚々と挑んだ、企業顧問の面談。しかし、結果は「6回連続の不採用」でした。
実績を並べた職務経歴書を見せ、自分がどれほど困難なプロジェクトを完遂してきたか、いかに高度な技術を持っているかを語るほど、目の前の担当者の顔は曇っていきました。「凄いのはよくわかりました。でも……」。その先の言葉はいつも同じでした。
当時の私は、その「でも」のあとに続く言葉を理解できていませんでした。私は自分の「技」を見せつけることに必死で、目の前で困っている人の「心」に触れようとしていなかったのです。立派な実績を盾に、知らず知らずのうちに相手よりも高い場所に立とうとしていた。それが、助けを必要としている現場との間に、分厚い壁を作っていたのだと、ようやく気づかされました。
顧問は「先生」ではなく「現場に寄り添う人」でいい
「顧問」という言葉には、どこか高尚なイメージがつきまといます。経営者に華々しい戦略を提言したり、組織を劇的に変える魔法のような解決策を授けたりする「先生」のような存在。かつての私も、そんな自分を演じようとしていたのかもしれません。
しかし、私が6回の不採用を経てたどり着いたのは、正反対の答えでした。
本当に助けを必要としているのは、経営層の理想と現場の現実の間で、板挟みになりながら必死に踏ん張っている「組織責任者」の方々です。部長、課長、あるいはプロジェクトのリーダー。彼らが求めているのは、綺麗なスーツを着た先生の講釈ではありませんでした。
今まさに足元がぬかるんでいる現場に、一緒に「長靴」を履いて飛び込んでくれる人。泥だらけになりながら、一緒に頭を抱えてくれる人。「こうすべきです」という正論を突き放すのではなく、「今の状況、本当に大変ですよね。どこから紐解きましょうか」と声をかけてくれる存在です。
すなわち、現場に寄り添う人、”現場密着型顧問”になるべきだと思いました。
私は「教える人」というスタンスをやめました。
それよりも、現場のリーダーが抱えている、整理がつかないほどの「混沌」を一緒に眺めることから始めることにしたのです。
「交通整理」という一番の仕事
現場の責任者は、常に孤独です。慢性的なリソース不足、整理されないまま降ってくる上層部からの要求、属人化してブラックボックスになった業務フロー……。次から次へと飛んでくる課題の濁流の中で、何から手をつければいいのか分からなくなっている。そんな光景を、私は何度も見てきました。
そこで私が技術者として培ってきた経験をどう使うか。それは、新しいプログラムを書くことでも、高度なアルゴリズムを導入することでもありません。ただ、目の前の混乱を「交通整理」することです。
- 今、現場で起きていることを可視化する。
-
溢れかえった「やりたいこと」の中から、今「やるべきこと」を切り分ける。
-
無理な要求に対して、技術的な裏付けを持って「今はここまでしかできません」と論理的に調整する。
これは、自慢できるような「凄い技術」ではないかもしれません。しかし、一歩も動けなくなっていた現場のリーダーにとっては、これこそが明日への道を作る、何よりの助けになります。「大森さんに話を聞いてもらって、頭の中がスッキリしました。明日から何をすればいいか、ようやく見えました」
そんな言葉をいただいたとき、私は初めて「自分の経験が誰かの役に立った」と心から実感できました。
現場のリーダー支援に関するよくある質問(FAQ)
ここで、私が現場責任者の方々からよくいただく質問をいくつかまとめました。
Q:特別な実績や高い技術力がなくても、顧問や伴走者は務まりますか?
A: はい、務まります。現場の責任者が求めているのは、過去の自慢話ではなく、今の混乱を一緒に整理してくれる存在です。あなたが現場で当たり前にやってきた「進捗管理」や「調整」の経験こそが、悩めるリーダーにとっての大きな助けになります。
Q:経営者ではなく「現場のリーダー」を支援する場合、どのような役割を期待されますか?
A: 主に「交通整理」と「壁打ち相手」です。山積みの課題を整理して優先順位をつけたり、リーダーの孤独な決断を客観的な視点で支えたりすることが期待されます。正解を教える先生ではなく、隣で一緒に考えるパートナーとしての役割です。
Q:週1回程度の関わりで、本当に現場の役に立てるのでしょうか?
A: 十分に可能です。毎日現場にいると見えなくなる「客観的な視点」を提供できるのが外部の強みです。週に一度、頭の中を整理する時間を作るだけで、リーダーの判断スピードは劇的に上がります。
Q:相手の話を聞くだけで「報酬」をいただいてもいいのでしょうか?
A: むしろ「聞くこと」にこそ価値があります。孤独な責任者にとって、利害関係のない第三者に本音を話し、思考を整理できる環境は非常に希少です。その結果として組織が円滑に回るようになれば、それは十分な対価に値します。
あなたの「普通」が、誰かの「救い」になる
もし、あなたが「自分には顧問ができるほどの特別な技術なんてない」と迷っているなら、どうか安心してください。あなたがこれまで現場で当たり前にやってきた「調整」や「交通整理」、そして現場の苦労を知っているという「経験」そのものが、今まさに孤独と戦っているリーダーにとっての救いになります。
立派な実績を誇る必要はありません。ただ、隣に座って、一緒に悩む。その準備さえあれば、あなたはもう、誰かにとって欠かせない「伴走者」になれるはずです。
私が失敗の末に見つけた「現場のリーダーに寄り添うための考え方」は、決して特別なものではありません。でも、もしあなたが「自分も誰かの支えになりたい」と願うなら、私の経験が少しはお役に立てるかもしれません。
これまで私が現場責任者の方々と向き合い、どのように信頼関係を築いてきたか。そのためのヒントを、資料としてまとめています。大げさな成功法則ではありませんが、現場の泥臭い経験から生まれた「対話の記録」です。もしよろしければ、一度手にとってみてください。
あなたのこれまで歩んできた道が、誰かの明日を照らす光になることを願っています。
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