読む人の立場に立って文章を書く
別の投稿で、”論理的に話す”ということを記しました。それと関係あることを今回はお話ししたいと思います。
”文章を書く際、読む人の立場にたって書こう”という提案をしたいと思います。
例外は小説、戯曲の類いだと思います。それ以外のあらゆる文章は、分かりやすく書くことが絶対必要だと思います。
ポイントは、文章が自分にとって分かりやすいという意味では無く、”読む人”にとって分かりやすいか?です。
文章には色々な種類があります。新聞や雑誌の記事、Webサイトやブログの記事、エッセイ、論文、商品マニュアル、設計マニュアル、技術資料・・・等色々ありますね。
種類によって読む人の対象も違いますので、”その文章を読む人の立場で分かりやすく書くこと”が大切だと思います。
例えば、新聞やネットのニュース等は、様々な方が読むわけですから、誰にも分かりやすい文章にするのが当たり前だと思います。
最近は、新聞や雑誌等でも、わかりにくい文章、書く側の立場で書いている文章が目立ちます。私の場合だと、無線通信方式とかについて説明するドキュメント(書類)を作成したりしていますが、そのドキュメントを読む人が、無線通信方式についてある程度知見がある人の場合と、全く無線通信方式を知らない人の場合で、”分かりやすい”文章のレベルが違うと思います。
ある程度無線通信方式に知見がある人の場合は、無線通信方式に関する技術用語を含んだ文章のほうが分かりやすいかもしれません。
一方、無線通信方式を知らない人にとっては、技術用語が沢山含まれる文章を読むと、個々の技術用語の意味が分からず、文章が理解出来ないということが起こり得ます。
一般的に、インターネットにつながる機器の取扱説明書などを読むと、どう考えてもある程度技術に詳しい人でないと知らないような技術用語で説明されている場合が多いですね。技術用語の意味が理解できなくて困っている人が多いのではないでしょうか?
これからも私は、文章を書く場合、その文章を読む人にとって分かりやすい文章になっているか?という観点に立って、文章を書くことを心がけていきます。
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